約 1,048,891 件
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7642.html
463 名前: ◆viKMhlJLXI [sage] 投稿日:2012/09/04(火) 23 42 59.66 ID 2r/2+o1u0 サークルを解散に追い込んだ時のことを。 高校時代からTRPGをやってるわけだが、その頃のメンバーやコンベンションで出会った人たちをまとめて一つのサークルを立ち上げた。(高校の時は先輩も後輩もいなかった) たまにちょっとしたコンベにも出てる、そんな状態なので、大学ではサークルあるのは知ってたが、入ろうとは思わなかった。 で、コンベンションに応援でGMやりに行ってみると、大学で見た可愛い女の子がいた。 声をかけてみると卓ゲ者だった。 PC1の熱血ヒーロー少年ロールを楽しくのびのびとやっていた。 大学のサークルはどうなってるのか聞いてみると、ヒロイン強要されたり、セクハラされたりしていたらしい。OBが仕切っていて、まあ、鍛えてやる系の先輩がOBの腰巾着という状態らしい。 まさに絵に描いたような困サークルだった。 幸い彼女の地元がサークルの活動範囲に近かったため、サークルに招待した。 彼女もすぐに溶けこみ、なかなか楽しくやっていた。 464 名前: ◆viKMhlJLXI [sage] 投稿日:2012/09/04(火) 23 47 03.28 ID 2r/2+o1u0 しばらくたったあるとき、大学のサークルの奴らがどこで聞きつけたのか、怒鳴りこんできた。 主張としては、彼女を返せということだった。 散々暴れた挙句、メンバーのノートPCを破損させてしまったところでやばいことをしたと思い至り、 逃げるように帰っていった。 幸い、買い替え直前でデータのバックアップも済んでいたため、損害はその日のセッションが潰れたという位だった。 さすがに申し訳ないので購入費用の一部負担を申し出たら、破損したPCの処分をしてくれればいいということになった。 リプレイ用に起動していたボイスレコーダーを持って学生課に乗り込んだ。 その後、彼らの姿を大学で見たことはなく、またサークルも消えていた。 我々の前に二度と現れることは無さそうとは学生課の弁なのでそれ以上は聞かないことにした。 俺の一番困ったところは、まあ彼女にコクってOKもらえたことだろうな。 なんでも俺の出すNPCヒロインがことごとくツボだったことと、やりたいことをやらせてくれたのがOKしてくれた理由。正直前者は複雑な気分だったが。 大学のサークル潰したことには微塵の後悔も罪悪感もない。 465 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/04(火) 23 59 33.94 ID gQ0rkjgdP つ卍 466 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 00 04 27.25 ID h2flFX2F0 えーと、初めてなんだけどこれぐらい投げれば良いのか? 三三三卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍 三三三卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍 三三三卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍 三三三卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍 467 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 00 26 52.69 ID 6185d/UQ0 証拠があって身元もわかっていてなぜノートの弁償を要求しないのかわからない あとここ武勇伝を書くスレじゃないわけだから ヒロイン強要されたり、セクハラされたりしていたらしい。OBが仕切っていて、まあ、鍛えてやる系の先輩がOBの腰巾着という状態 ここを詳しく書かないならスレ違いじゃね? 468 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 00 32 34.47 ID +YteifQ80 まぁ、463自身はその困サークルの外にいた身なワケだしな。 と言うことで、その彼女からの報告希望w 469 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 04 28 01.55 ID bepG5vH10 何だただの武勇伝か 三三三卍卍卍 470 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 06 07 20.16 ID UOWt6yawO ━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏━━━╋━━━┛ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗━━━━ 471 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 06 18 23.13 ID 8jQT8lAr0 MKPは 463報告者で確定だな。 472 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 07 26 46.05 ID GrrwZBhL0 Most Kakkoii Past 473 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 08 27 05.87 ID mznLmKjXO _, ,_ シャッ ( ‘д‘) ⊂彡≡≡≡卍卍卍))Д´) 463 474 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 11 07 12.85 ID rLqNzn74O そんなエージェントみたいな学生課はいねぇ 475 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 12 22 58.28 ID T1l1g7Xq0 463 報告おt・・・もげろ 476 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 13 26 14.49 ID 28V/B2Ci0 463 三三三卍卍卍 477 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 14 25 33.99 ID RDtPLawp0 ◆viKMhlJLXIが三日以内に爆発粉砕する呪いをかけた 478 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 14 36 44.92 ID SN2PjMBp0 474 463「あのTRPGサークルの人達はどうなったんですか?」 学生課「君の気にすることじゃありませんが……もう会うこともないでしょう」 463「えっ」 学生課「ああ、それとね、この学校には、TRPGサークルなんて元々存在しなかったんです。そうですね?」 463「((((;゜Д゜)))」 こうですか? わかりません>< 479 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 17 50 06.41 ID b/1J4FS20 NPCヒロインがツボだったと言う辺りになにか不穏なものを感じたがとりあえず ノ三三三卍 スレ337
https://w.atwiki.jp/ogura100/pages/128.html
山里は冬ぞさびしさまさりける人目も草もかれぬと思へば やまざとはふゆぞさびしさまさりけるひとめもくさもかれぬとおもへば 口語訳 山里はとりわけ冬がさびしく感じられるようだ。人も訪ねてこないし、草木も枯れてしまうと思うと。 ウィキペディア 源宗于 源宗于とは 源宗于の30%は見栄で出来ています。源宗于の30%は魔法で出来ています。源宗于の14%は優雅さで出来ています。源宗于の7%は祝福で出来ています。源宗于の6%は夢で出来ています。源宗于の5%は電力で出来ています。源宗于の4%は濃硫酸で出来ています。源宗于の1%は度胸で出来ています。源宗于の1%は勢いで出来ています。源宗于の1%は気の迷いで出来ています。源宗于の1%は嘘で出来ています。 powered by 成分解析 源宗于のリンク #blogsearch2 ページ先頭へやまざとはふゆぞさびしさまさりける 源宗于
https://w.atwiki.jp/lv1qdp/pages/11.html
WAWAWAWA
https://w.atwiki.jp/28ni-hati/pages/42.html
概要 おおにしによるレビュー
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/43292.html
ぴーるなかのじょ【登録タグ Asteroid cisco ひ アルミーダ 初音ミク 曲】 作詞:cisco 作曲:cisco 編曲:Asteroid 唄:初音ミク 曲紹介 cisco氏のVOCALOID曲24作目。 イラストは 松田トキ氏 が手掛ける。ボカロの調声はcisco氏とアルミーダ氏が担当。 歌詞 (本人投稿動画概要欄より転載) 甘ったるいだけじゃ 刺激に欠けるでしょ? 女の子は 君たちほど 単純じゃないのよ 辛味が苦手なら 酸味はどうかしら? シュガースコーンに練り込んだら 癖になっちゃうでしょ 男の子なんて思ってるよりも 天邪鬼な娘に弱いんだねw chu-lala chu-lala chu-lala キラキラなhoney あけすけなfunny ちゃんとよく見てSweetie girl 子供みたいなlollipopとか 同じ扱いしないでね ぴかぴかにgirly ふりふりなdolly つまんないのはNo thank you 他の誰かと同じじゃイヤなの わかってよねdelicious heat キライ!キライ?それはスキかも ねえ・・ねえ?わかるでしょ! 渋みが苦手でも 苦みはよくってよ チョコレートで覆われたら 騙されちゃうんでしょ? 男の子なんて口で言う割に うぶな娘はすぐ飽きるくせに! chu-lala chu-lala chu-lala 耳元にcherry 散りばめたshiny 天下無敵のLucky girl 飾り立てたいお年頃なの 怖がんないでpretty boy ドキドキのrally ときどきのlonely お気に召すまでfollow me! 甘えたいのはお互い様よ かまってよねdelicate heat 生地を伸ばして 愛情を込めて 忍ばせたのは オレンジピール 思いのままに型抜きをしたから 焼き立てをどうぞ召し上がれ キラキラなhoney あけすけなfunny 天衣無縫のSuper girl 隠し味さえわからないようじゃ 手に余っちゃうかもね ドキドキのpeeling 脱ぎ捨てたhoney 味わうのはお預け いつまでもdaring こんな私を 余すことなくYou love me! キライ!キライ?それはスキかも ねえ・・ねえ?わかるでしょ! コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/calendar_girls/pages/23.html
12話 弥生 なのは編 月明かりの中、振りかえろうとする彼女の背中に若干の緊張を覚える。 そういえば、3月に遊びに行くと上手く避けられてきた気がする…… 振り返った彼女は、何か絶対の自信を瞳に宿し、すべてを理解しているかのように俺を眺めた。 「はじめまして、星霜四葉君……最後の人格へようこそ」 「おう、名前はなんていうんだ?」 頼れる明かりが月光のみの世界で、彼女は妖艶に微笑む。 「"なのは"だ。長月に言われて名前で呼ぶようにしてるみたいだが…私のことは"先生"でいい」 ブランコが風に揺られ、キイィキィイと音を鳴らす。その風は冷たく俺たちにぶつかって来た。 「皆がそう呼ぶのでな。今日は君に力を借りにきた」 「どういうことだ?」 ブランコの鳴らす音は、しばらく公園に響き続けたが、やがて止まった。 「いままで、私が君を避けていた事は理解しているだろう? 流石に共同生活を始め、何れかは会うと思ってはいたが……」 「何で避けて来たんだ?」 直感的に思う。コイツは…何かが違う……言いようが無いが、他の彼女たちとは何かが違った。 「君に協力して欲しい、協力してくれるのなら、私は知っていることを伝えよう」 「……協力の内容にもよるぜ?」 その言葉に、自分の生徒が模範解答を持ってきたように彼女はうなずいた。月明かりはどこまでも青白く世界を染める。 小さな虫たちの声が微かに聞こえ、風で森の木々が揺れる。彼女はそれらに耳を傾けながら、俺を見てまるで心を読んだように釘をさす。 「私が誰だかは自分で考えろ。それを考えないように私たちは暮らしているのだから……」 心理学の本によると多重人格の各人格は、己が生まれた理由を一応は知っているのだが、考えずに生きているらしい。考えれば、それだけ自分の存在が危うくなるからだ。 「私からの要請は一つ、頼む。私たちを…ぽぷらを救ってくれ。それが君の贖罪だ」 「それが、俺に出来るならやっている」 何の贖罪だかぽぷらが誰だかは知らなかった。ただ彼女たちの救いになることはすべてやってきたつもりだ。 「私が教えよう」 自信満々に言うと彼女は一歩だけ俺に歩み寄った。風がざわざわと鳴り、どこからか梅の匂いを運んできた。 「まず、お前が俺を避けた理由を教えてくれ」 「簡単だ…君に惚れて、計画をフイにはしたくなかった」 俺に……惚れる? 「私たちが生まれたのも、すべては事故と君によって生まれた」 「待て! 事故ってなんだ?……それに、俺に惚れたから? 意味がわかんねーよ」 「だからそれを全て教えようその代わり、君には贖罪として私たちを救って手伝いをしてもらう……私たちは、まるでコップの水に浮かぶ氷のようなものだ。物質的に一緒でも浮いている」 風はいつのまにか止んでいた。梅の匂いも消えている。 「じゃあ、誰が"水"なのかを教えてくれ」 「君はもう知っているはずだ……自分で考えろ」 それだけ言うと彼女はどこから取り出したのかうまい棒を齧った。その顔はちょっとだけ幸せそうな顔をしていた。月光が冷たく俺たちを照らしていた。 俺は家に帰り、頭を抱える。明かりをつける気はせず、窓から漏れる月明かりだけが支えだった。 先生の計画は全てを全人格に教えることだった。それによって人格が崩壊しようとも主人格だけは生き残るはずだ。全てを記した紙をすでに渡されている。 そうすれば、病気は治るのかもしれない。それくらい彼女の勘違いは大きい。だが……他の人格はどうなる? 粉々になってしまうんじゃないのか? くそっ彼女を想うなら私の計画を実行しろだと…彼女を想うからこそ悩むんじゃないか! 部屋を見渡す、そこにはオルゴールと他の子に渡したくないといって俺に預けた蜜柑の指輪が見えた。 その隣にはあの時マフィンを入れた籠。いつのまにか向日葵が壊してしまった時計。 菖蒲と帰って小さかったから置いておいた傘。他にもこの部屋には思い出が詰まりすぎていた。 見上げれば、天井の穴が俺の視界に映る。なんとなくちゃぶ台を使って中を見てみると、何かがあった。 箱? 中には手紙とチョコレートが11個入っていた。 手紙にはこう書いてあった、 「なんとなくバレンタインチョコを渡し損ねちゃったから、ここに置いとくね。皆の分まで作っておいたよ、ちゃんと食べないとパンチなんだからっ」 なんだ、屋根裏上がる奇人は蜜柑だけじゃないじゃないか……思わず、くすりと笑うと同時、涙がぽたりと落ちて手紙を濡らした。そのまま、号泣するが…涙が止まることは無かった。 そして、彼女たちの幸せのためにも………覚悟は出来ていた。全てを見ていた月だけが明るく町を照らす… 12話 弥生 なのは編 完 おまけ いやだいやだいやだ。うそだ。おとーさんおかーさんっ。かみさまおねがいです。悪いことは全部ぽぷらがもって閉じこもるから、大切なものを返して下さい。お願いです。もう、大切なものを持っていかないでください。 いい子にするから、他の大切なものを皆に分けてあげるから…だから……お願い…
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/806.html
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/2297.html
そして彼女は兎になった 作詞/あくし A)雨が降るこの町皆は忙しない 何故だかとても悲しくて地面睨んだ B)水溜まりの上を跳ねる雨いろのウサギが 長い耳をゆらゆらと振るわせた C)青い空 白い雲 花が咲くあの丘 思い出せない 笑えないよ 待ってよ S)握り締めた古い地図はもう掠れて読めない 埃被った写真立てをそっと伏せてこっそり泣いた (間奏) A)雨上がりの空に虹が架かっている 何故だかとても切なくて瞬きをした B)アジサイの間を跳ねる虹イロのウサギが まあるい瞳で僕を見て笑う C)深い森 手を引いて 僕の前を歩く 君の顔よく 見えないよ 待ってよ S)白い煙が空に昇って消えては混じる 君の顔思い出して誤魔化す様に鼻をすすった
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3315.html
18話 それでも彼女はヒーローであり続けた/それでも彼女はヒロインになりたかった 「……」 彼女はただ無言だった。 死んだような目で空を見ながら。 ただ何も考えず。 「……」 彼女はヒーローだった。 正義の味方であり続けた。 表面はずっとヒーローだった。 裏では悪役だった。 それでも、たった一人の少年のおかげで変わった。 彼女は完全なヒーローとなった。 「……」 しかし、幸せは終わりを告げた。 彼女は少年の前から消えた。 そして彼女は孤高のヒーローとなった。 「……」 彼女はきっと悲しかったんだろう。 彼女はきっと苦しかったんだろう。 彼女はきっと一緒にいたかったんだろう。 彼女はきっと……。 「……」 彼女は戦う事に決めた。 この場でもヒーローである。 そう決めたのだ。 自分のことより他人の安全。 それがヒーローの務めだ。 「……」 彼女は後ろを見た。 気配でも感じたのだろうか。 その通りだった…とでも言えばいいのか。 彼女は戦闘態勢を取った。 向かうは、ガトリングを持った大男。 「……こんな少女まで、殺さねばならないのか」 「……」 男の名前はダハウ。 ダルクス人の国を作るために生きた男。 その計画は、一人の名も無き男に壊された。 完膚なきまでに、壊された。 だが、ここに新たな芽が生まれた。 このもう一度受けた生。 そして、優勝すればかなう願い。 もう彼に後はない。 躊躇する必要などない。 「……行くぞ!」 ダハウはガトリングガンを構える。 弾数は無限…弾は無限に補充される。 つまりどこまでも撃てる。 数撃ちゃ当たる、よく言われた言葉をそのまま引用したものだ。 だが、それを芹沢真央は避ける。 右へステップし、着地した瞬間しゃがみながら右へ避ける。 たった一度とも当たらない。 まさに、猫のような動き。 だが、逆に言えば反撃が出来ない。 この状況で近づけばさらに当たりやすくなる。 そこまで行けば真央自身も避けれる自信は無かった。 (……) 彼女は一つの賭けを思いついた。 それは先ほどあった支給品を使う事だ。 だが、これで成功するかは分からない。 既にそれはポケットの中に入っている。 これが失敗すれば負けだ。 だから彼女はためらっていた。 もしこれで死ねば、彼はどうなるのか。 彼女はすぐに考えた。 もう、そんなことを考える必要なんてないと。 だって彼は忘れたんだ。 全て、全て。 だから、もう怖い物などない。 何もためらう必要はない! ポケットから取り出したのは、薄青色の楕円系の球体。 一部の人間ならそれが何かすぐ分かるだろう。 それを彼女は投げつけた。 その瞬間彼女は眼を閉じた。 ここが一つの賭け。 この状態で弾丸に当たったら死亡だ。 だが、その賭けに彼女は勝った。 一切弾丸に当たらずに、楕円形の球体が破裂した。 それと同時に彼女はダハウのもとへ走った。 きっと目を潰しているはずだ。 彼女は懐へ入り込んだ。 そして鳩尾へ攻撃が繰り出される…。 ことは、無かった。 数十発の弾丸が彼女を襲っていた。 彼女にとって何が起きたか分からなかった。 あの時目を閉じていなかったはずだ。 つまり、目が見えていないはずだ。 耳もつぶれているはずだから、近付くことは分からなかったはずだ。 「……意外そうな顔をしているな」 「…………」 「最後に教えてやろう、こんな物、俺の決意を超えれると思うか」 「…?」 まったく、なにを言っているか分からなかった。 でも、彼は化物だ。 戦車を破壊するような攻撃を受けても倒れない。 最強のヴァルキュリアの攻撃をくらっても死なない。 彼はそんな人間。 いや、『化物』なのだ。 ただのヒーローが勝てるわけが無い。 「……さと、る」 彼女は最後に涙を流した。 あの時と同じ、悔しさの涙。 もう二度と会えないと思うと、彼女は悲しくなった。 そして、永遠の別れ。 彼女の 最期の 幸運は 最後まで正義のヒーローでいられた事。 彼女の 最後の 不幸は 最後までか弱いヒロインになれなかった事。 【芹沢真央@パワプロクンポケット7 死亡】 【残り 75人】 【真昼/E-2住宅街】 【ダハウ@戦場のヴァルキュリア】 [状態]健康 [装備]ガトリング(弾数無限)@BIOHAZARD5 [所持品]基本支給品×2、閃光手榴弾(2)、不明支給品(0~1) [思考・行動] 基本:優勝してダルクス人の国を作る。 1:グスルグを探す。 2:クルト・アーウィングは最大限に警戒。 3:生き返っている理由についての考えは保留。 [備考] ※本編死亡後からの参戦です。 集合ハッカー物語 目次順 馬鹿と色気は使いよう START ダハウ [[]] START 芹沢真央 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/calendar_girls/pages/21.html
暗い闇の中で私は恐怖に怯えていた彼女を見た。 彼女は、幸せを否定され…そして、眼前の幸せを享受出来なかった。 だけどどうしても触れてみたい彼女は、自分ではなく私に触れて欲しいと頼んできた。 私は闇の世界しか知らず、初めてみた明かりに感動し、そして彼に恋をした。 だけど……彼が見ていたのは、幸せを享受出来なかった彼女だった。 10話 卯月 桜編 前編 今は春休みの半ば、3月は後数分で終わる。暖かくなってきたとは言え、夜はまだまだ肌寒く、俺達は自らを包む冷たい空気に身を預け、ただひたすらに、その時を待った。 やがて、なのはは時間が近くとニヤリと笑い、俺を試すような目つきで見つめた。 「中途半端な御託はいらない。欲しいのは、運命を砕く決意と覚悟だけだ…」 冷たい空気が更に張り詰める。彼女は初めてあったときのように、俺を値踏みするような目つきでじろじろと眺め……ゆっくりと頷くとまた口を開いた。 「なんだ…存外、覚悟が決まって居るじゃないか…安心にはほど遠いがな」 「それは、自信を持てって事か?」 「ふふん、ほら無駄口叩いてないで行ってこい」 彼女は軽く微笑んで、俺の肩を叩いた、その瞬間…… 彼女の自信以外を写して居ない瞳は、とても優しく変わった。 「ねぇ………どうしたの?」 交代し出て来てみるなり、途端に黙りこんでしまった俺に、桜は恐る恐ると尋ねてくる。 「…なんでもねーよ」 そう言ってまた黙り込む俺に、彼女は当惑の表情を浮かべ、対応に困っているのか、たははと笑う。 そして、俺は唐突に思いついたことを口に出した。 「なあ、明日…デートしよう!」 まだ寒さの残る春の夜、桜が満開に咲き誇っていた。 彼女は赤面し、わたわたと慌てていたが、もう一度念を押せば、彼女は二つ返事で了承してくれた。 俺はなんで、デートなど申し込んだのだろうか? ……後から思うときっとそれは、逃げの類いだったのだろう。 だけど、なんだかとても嬉しそうにしている彼女をみたら、それは、とても良いことの様に思えた。 「ねぇ四葉。次は、クレープ食べたいな」 彼女は商店街のアーケードを舞台に、躍るように振り返り、可憐な花のように笑いかけてきた。 昨夜は解いていた髪を三つ編みに結い、桜の花びら舞う商店街を花びらと一緒に躍る姿は、誰もが見とれるほど可愛かった。 …誰かなんと言おうと、俺にはそう感じた。 「ああ、クレープな」 いつの日か、紅葉に買ってあげたクレープ屋へと赴く、ここのクレープは葵も好きだった。 クリスマス・イブの日、蜜柑と熱唱したカラオケも行き、学校の屋上にも忍び込んだ。 何故か、神社や銀杏並木、アジサイの並ぶ通学路も二人で並んで歩いた。 だけど、日が傾き沈む直前、俺達は、いつもの公園のブランコに座っていた。 「ねぇ、今日は…楽しかったね。なんだかね、初めて行った場所だってあったのに、なんか懐かしかったよ」 彼女とブランコではなく、その手すりに並んで座りながら、語り合う。公園の桜が夕日に照らされ、オレンジ色に輝いていた。 「そっか、楽しんで貰えたんなら、せっかく、誘った意味があるからな」 公園の遊具はどれも錆びて哀愁が漂っていたが、今の時間だけは黄金の照り返しを受けて、どことなく誇らしく並んで居るように見える。 「あはは、うん、今日はありがとう。でも一つ残念なお話があります」 公園に隣接した森と楓が茜色の陽の光を受けて、いつの日か葵…そのときはまだ皐月と呼んでいた彼女と共に見た仮初めの紅葉になっていた。 「残念?」 訝しむ俺は、隣りの彼女を見やる。彼女も例外なく茜の世界に呑まれ、髪を炎のように染め上げていた。その髪が風を受けて揺れる様は、まさに火炎のようだった。だけど、炎という比喩なのに、不思議と穏やかになれる色合いだった。 「せっかく、誘ってくれたところ悪いけど、私はあなたと一緒なら例え地獄でも楽しかったし、嬉しいもの…だから、誘ってくれなくても、十分だったよ?」 直後に、流石に地獄は辛いかな? と後から笑って付け足す。 その言葉は、俺の決意を堅く揺るがぬ物へと変えていった。 風が吹いて、サクラの花びらが舞い、オレンジ色の風になって消えていく。 「でも、俺は今日のデートをしてよかったと思ってる」 俺は、ポケットに入っている弥生から受け取った紙を握りつぶし、彼女の前に立った。 10話 卯月 桜編・前編 完 おまけ 私は彼をこんなに好きなのに…なんで? 暗闇からやっと出れたのに…私、辛いよ…… このキモチは、彼女から押し付けられたモノでも… いや、私自身が彼女から作られた偽りのモノでも… このつらさはホンモノだから… 誰か聞いて、誰か助けて… 私は彼を諦められないよ… ──大丈夫 でも、彼は、アノ子を見てる… ──大丈夫、だって、アナタもアノ子なんだから… それは、やっぱりツラいよ ──じゃあ、私が仲間になってあげるから… ホント? ──アナタを泣かす敵から守ってあげる… 本当に…ねぇ、アナタの名前は? ──私は、文月…文月朝顔……